総合的な学習「稚内クエスト」
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第1話 ずっと課題だった「探究」に挑戦する私たち


総合的な学習の時間が、時間割に登場するようになって、25年ほどの時間が経過しています。


東小に残っている「教育課程づくり」の検討会の記録を見ると、2000年の導入当時から、子どもたちにどのような学びを保障する教育活動であるべきなのかを、そのときどきの先生方が真剣に議論をしてきた経過がわかります。


 直近では、資質・能力が導入された現行指導要領に移行するにあたって、2017~2019年頃に見直しをしました。平和学習や地域を探究する学習、キャリア教育の視点をもった学習などを各学年で行うというものです。

 

これまでの活動の一例

 

 

だったら、探究に挑戦してみよう!


「稚内クエスト」の構想がもちあがったのは、2025年夏のこと。ちょうど1年前になります。
先生方の中から、こんな声が挙がりました。

 

 

これまでの総合的な学習は、10時間ひとまとまりで、指導内容に触れ子どもたちに考えさせるという「パッケージ型」でした。2018年頃からの教材の蓄積はあるものの、初めて稚内で働く先生や、初任者層の先生方にとっては、指導にハードルを感じることがありました。そんな中でも、学年部会を中心にして知恵を寄せ合い、これまでの「総合的な学習の時間」の学習を進めてきました。

 

 

わたしたちは、生の稚内を知っているのか!?という課題

 

稚内が暮らすは、宗谷管内においては大都会です。市街地に学校がいくつもあります。
こうした環境は宗谷管内では稀有なのは言うまでもなく、子どもたちにとって「ぼくの・わたしの行動範囲が、おらが街全部なんだ!」と感じることは決してないでしょう。「稚内はたこが有名」と知識として知っていたとしても、港で水揚げされるたこを見たことあるという子は、おそらくものすごく少ないはずです。
そしてそれは、子どもたちだけでなく、教える側の私たち教職員の課題でもありました。

 

先生方のスケールメリットと子どもたちの協同性
これまでの課題を踏まえて、中学年・高学年というまとまり、テーマごとに集まるなど、指導形態を多様化させることで、“担任と学級の子どもたち”という枠組みを超えて、学びを広げることができます。同じテーマに興味をもつ子どもたちが集まれば、そこに「これ、どういうこと?」という共通の気づきや疑問が生まれることもあります。
東小の3~6年生は、約200人という大所帯です。一見すると、担任がいつもの学級の子どもたち約20~30人を見るのが良いのかもしれません。ただ、先生方の力合わせで「総合を変えよう、探究を始めよう」と考えたら、中・高学年のブロック制と子どもたちが選んだテーマに基づく学びに挑戦しようということになったのです。

 

 

子どもたちが「どうして?」と思ったことをもとに、総合的な学習の時間の学びを組み立ててみよう。そんなふうに考えてスタートしたのが「稚内クエスト」です。

 

 

 

 

 

 

 

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