東小の創立は昭和35年(1960年)、令和6年度で64年目を迎えた。
校舎は、国道40号線と国道238号線が交差する交通の要所にあり、沿線は商業区域となっており、校区には、合同庁舎他各官庁がある。
現在の校舎は平成2年(1990年)に改築(体育館は昭和58年に改築)、稚内市給食センターが隣接している。また、平成25年には、新校舎となった稚内東中学校校舎と渡り廊下(通称「絆ロード」)でつながっている。
令和6年4月1日現在の児童数は304名、ここ数年大きく減少している。学級数は、通常学級12学級、特別支援学級が4学級の16学級である。
近年の研究活動では、平成26年より、北海道教育委員会「学校力向上に関する総合実践事業」の実践指定を受け「チームとしての包括的な学校改善」に取り組んでいる。
特色ある教育活動として、独自の伝統文化が位置付いている。校歌をマーチにした「東小マーチ」は、開校当時につくられ、6年生が受け継いでいる。開校40周年につくられた合唱曲「広い大地の中で」は、校歌と共に儀式的行事等で歌われている。開校50周年記念でつくられたオリジナルソーラン「継海~TUGUMI」は、稚内独自の文化である「南中ソーラン」と共に高学年が運動会や学芸会等で披露する演舞として定着し、4年生以下の児童の見本となり憧れの存在となっている。
令和6年度は、本校の教育目標
やさしく思いやりがあり 仲間と共に育ち合う子ども
進んで学び創意工夫を凝らし 追求する子ども
自己の目標に向かって強い心と身体で 最後までやり遂げる子
この学校教育目標の具現化を図る4つの重点目標を設定した。
「自分の考えをもつ力」の育成、「自分の考えを表現する力」の育成、
「チャレンジする力」の育成 「人を大切にする力」の育成
この重点目標に示した4つの力を10年後、20年後の未来を生きるこどもたちに必要な資質・能力と共に大切にして1時間1時間の授業や特別活動においても意識した教育活動を展開していく。
稚内東小学校 校長 塩原 悟