東小の創立は昭和35年(1960年)、令和7年度で65年目を迎えた。
校舎は、国道40号線と国道238号線が交差する交通の要所にあり、沿線は商業区域となっており、校区には、合同庁舎他各官庁がある。
現在の校舎は平成2年(1990年)に改築(体育館は昭和58年に改築)、稚内市給食センターが隣接している。また、平成25年には、新校舎となった稚内東中学校校舎と渡り廊下(通称「絆ロード」)でつながっている。
令和7年4月1日現在の児童数は292名、ここ数年大きく減少しており、今年度の新入児童数は、36名であった。普通学級1学級、特別支援学級1学級の編成で普通学級は、初の1学級編成となった。全学級数は、通常学級11学級、特別支援学級が3学級の14学級である。
近年の研究活動では、平成26年より、北海道教育委員会「学校力向上に関する総合実践事業」の実践指定を受け「チームとしての包括的な学校改善」に取り組んだ。
特色ある教育活動として、独自の伝統文化が位置付いている。開校40周年につくられた合唱曲「広い大地の中で」は、校歌と共に儀式的行事等で歌われている。開校50周年記念でつくられたオリジナルソーラン「継海~TUGUMI」は、稚内独自の文化である「南中ソーラン」と共に高学年が運動会や学芸会等で披露する演舞として定着し、4年生以下の児童の見本となり憧れの存在となっている。中学年は、「東小ソーラン」1低学年は、「東小体操」に取り組み、2,4,6年生の上級生が下級生に教え合う活動を行い学習発表会Ⅰで発表の機会をつくっている。
令和7年度は、本校の教育目標
やさしく思いやりがあり 仲間と共に育ち合う子ども
進んで学び創意工夫を凝らし 追求する子ども
自己の目標に向かって強い心と身体で 最後までやり遂げる子
この学校教育目標の具現化を図る3つの重点目標(目指す子ども像)を設定した。
「自ら進んで学ぶ子ども」の育成
「チャレンジする子ども」の育成
「人を大切にする子ども」の育成
この重点目標に示した3つの力を10年後、20年後の未来を生きるこどもたちに必要な資質・能力と位置づけ、1時間1時間の授業や特別活動においても意識した教育活動を展開していく。
稚内東小学校 校長 塩原 悟