東小の創立は昭和35年(1960年)、令和2年度で60年目を迎えた。
校舎は、国道40号線と国道238号線が交差する交通の要所にあり、沿線は商業区域となっており、校区には、合同庁舎他各官庁がある。
現在の校舎は平成2年(1990年)に改築(体育館は昭和58年に改築)、稚内市給食センターが隣接している。また、平成25年には、新校舎となった稚内東中学校校舎と渡り廊下(通称「絆ロード」)でつながっている。
令和2年8月17日現在の児童数は324名、ここ数年大きく減少している。学級数は、通常学級11、特別支援学級が6の17学級である。
近年の研究活動では、平成20年「小中一貫教育実践研究校」に指定され、東地区三校、東中学校、声問小学校と共に9年間を見通した教育活動に関する研究を進め、現在も東地区小中一貫推進委員会が三校での共通実践に取り組む。また、平成26年より、北海道教育委員会「学校力向上に関する総合実践事業」の実践指定を受け「チームとしての包括的な学校改善」に取り組んでいる。
令和2年度は、新しい教育課程による実践のスタートとなった。新学習指導要領の完全実施に向けて、全教職員による新しい教育課程編成に取り組み、併せて、学校教育目標の改訂を行った。東小は、10年後の未来を見据えた新たな学校づくりに踏み出した。
特色ある教育活動として、独自の伝統文化が位置付いている。校歌をマーチにした「東小マーチ」は、開校当時につくられ、6年生が受け継いでいる。開校40周年につくられた合唱曲「広い大地の中で」は、校歌と共に儀式的行事等で歌われている。開校50周年記念でつくられたオリジナルソーラン「継海~TUGUMI」は、稚内独自の文化である「南中ソーラン」と共に高学年が運動会や学芸会等で披露する演舞として定着し、4年生以下の児童の見本となり憧れの存在となっている。
学校スローガン~学ぶ喜びを味わい、共に創り出す喜びを味わう~『笑顔あふれる東小』を掲げ、子どもにとって安心で楽しい学校生活を創ります。