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学校だより10月号

子どもを守る言葉を、学校と家庭で


子どもたち向けの学校評価アンケートや、道教委が年に3回実施する「いじめアンケート」の質問の中に、「 『いじめ』はどんな理由があっても許されないことだと思いますか」という質問があります。


東小の最新の調査結果で「はい」と答えた児童は93.3%。残りの6.7%は「そう思わない」「よくわからない」と回答しています。人数にすると学年あたり1~2名です。


子どもたちのケンカの仲裁をすることは、学校の先生の仕事をしていて少なくありません。よく聞くのは「相手が先にやってきた」といういざこざです。さらに詳しく話を聞くと、意外に多いのが「(親から)『やられたらやり返せ』と言われているから」ということです。


親である自分の目から離れて小学校生活を送る我が子への不安からの言葉なのかもしれません。「理不尽なことに黙って耐えてほしくない」「自分の身を守れるようになってほしい」という願いが込められている場合もあるかもしれません。しかし、子どもがその言葉を、言葉通りに「相手が先にやったのなら、仕返しをしてもよい」と受け止める可能性もあります。


国内の研究でも、子どもは攻撃行為の理由や状況によって道徳的判断を変えることや、いじめの被害経験が攻撃を容認する考え方と結びつく可能性が示されています。「どんな理由があっても」という設問に同意しなかった背景には、いじめそのものを肯定しているわけではなく、「自分を守るためなら仕方がない」という考え方が含まれている可能性もあります。


「いやだと伝える」「その場を離れる」「先生や家の人に助けを求める」。こうした行動は、弱さではなく、自分を守るための大切な力です。そして、助けを求めた子どもの声を受け止め、安全を確保し、解決に向けて行動することは、私たち大人の責任です。


学校では教育活動を通して、一人一人の話を丁寧に聞き、子どもが「相談してよかった」と感じられる対応を積み重ねていきます。ご家庭でも、「嫌なことをされたら、やり返さずに相談してね。あなたのことは一緒に守るよ」と伝えていただければ幸いです。子どもたちが、相手も自分も大切にできるよう、学校と家庭で子どもたちを支え合いたいと願います。

 

学校だより2026年10月号

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